“知らなかった”が“食べたい”に変わる|牛タンは、ひとつじゃない

「牛タンって、ひとつじゃないんですね。」
お客様から、そんな驚きの声をいただくことがあります。
牛タンにも「成牛」と「仔牛」という違いがあるのをご存じでしょうか。それぞれがまったく異なる魅力を持ち、味わいも風味もまるで別もの。
知らなかった違いを知ることで、食べる楽しみはもっと深く、豊かになる。牛タンという食材の奥行きを、ぜひ感じてみてください。
牛タンには「成牛」と「仔牛」がある

成牛(左)と仔牛(右)の牛タン
「牛タンって、成牛と仔牛で違うんですね。」
そう驚かれる方は少なくありません。
鶏肉には親鶏と若鶏、羊肉にはマトンとラムがあるように、牛タンにも「成牛」と「仔牛」という違いがあるのですが、あまり知られていません。
特に「仔牛の牛タン」は、市場にもほとんど出回らず、焼肉屋さんや仙台の牛タン専門店でも滅多に出合えない希少な存在です。
陣中は、この「仔牛の牛タン」が持つ魅力に注目し、それぞれの素材が持つ個性をそのままに、いちばん美味しいかたちでお届けしたい。
その思いから、成牛と仔牛を分けて仕入れ、それぞれの特長を活かした仕上げを行っています。

和食の板前として腕を磨いた代表が、職人の目と経験を活かし、日々丁寧に仕上げています。
さらに、厚切りでもやわらかい食感を実現するために、塩麹を使った独自のタレにじっくり漬け込む「塩麹熟成」を施し、その後、時間をかけた「低温熟成」で旨みを閉じ込めます。
この二段階の熟成工程によって、牛タン本来の旨みを引き出しながら、 素材の美味しさを損なうことなく、厚切りでもやわらかくお召し上がりいただけるのです。
成牛と仔牛、それぞれの違い

成牛の牛タンは、しっかりとした肉質と濃厚な旨みが特長です。噛むほどにあふれる肉の美味しさは、お肉好きの方にもご満足いただける味わいです。
一方、希少な仔牛の牛タンは、筋繊維が細かく、とてもやわらか。厳選された良質な仔牛のみを使い、ほんのりと香るミルクのような風味をやさしく引き出しています。
小さなお子様からご年配の方まで、幅広く「やわらかくて食べやすい」とご好評をいただいています。
成牛と仔牛の牛タンを同時に楽しめる商品は、ごく限られた存在です。陣中では、それぞれの美味しさをしっかり伝えるために、食べ比べという体験に適したかたちでお届けしています。
知ることで広がる、味わいの世界

「どちらが好みか」だけではなく、家族や友人と囲む食卓で「私は成牛派」「私は仔牛が好き」と会話が弾んだり、贈り物選びの場面で「グルメなあの人には、両方の違いを楽しんでもらいたい」と思いを馳せたり。
ちょっとした違いを知るだけで、食べる楽しさや贈るよろこびがぐっと広がっていきます。
そのひとときが、記憶に残る“食の体験”になると、私たちは信じています。
「食べ比べセット」で違いを楽しむ

ここまで成牛と仔牛の違いについてご紹介してきましたが、陣中ではそれぞれの美味しさを一度に味わえる「食べ比べセット」をご用意しています。
「牛タンの食べ比べ」という体験を、ご自宅用としてはもちろん、贈り物にも。
「好みが見つかったら、次は部位ごとの食べ比べも楽しんでみたい」そんなふうに、牛タンの世界が広がっていくきっかけになれば嬉しく思います。
味わうたび、心にふれる。
それが、陣中の牛タンです。